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【コラム】 婚活に苦戦する会計人向けの戦略

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【コラム】 婚活に苦戦する会計人向けの戦略

結婚相手としての条件、年収面では会計人は軽くクリア

ここ1年でお知り合いになった著名人のお一人に、ジャーナリストの白河桃子さんがいらっしゃいます。そうです。「婚活」という言葉を作り出して一世を風靡した方です。白河さんが去年の秋にプレジデントに寄稿された記事をちょっとご紹介したいと思います。プレジデントが大企業で秘書をされている女性100人に結婚相手に関する意識調査を行い、それについて白河さんが分析・論評しています。
「結婚相手としてOK?」の年収についての調査結果で、「100万円未満」が「死んでも結婚したくない」が最多の65%。「100万以上300万円未満」で「結婚は躊躇する」が最多の56%、そして「年収300万円以上500万円未満」は「結婚してもいい」が最多の76%ということで見事に想定通りの上昇カーブを描いております。結婚は生活基盤があってのことですから当然の結果ですね。会計人の皆様の多くは500万円程度など軽く超える方も多いそうなので(会計士Xさんのコラムによると、1000万円以上の所得を得ている税理士が60%程度存在)、一見すると「ド楽勝」で結婚できそうに見えます。

モテ男を目指す前に、女性にとっての「ネガティブリスト」をチェックしろ

「でも、なかなか結婚できないんだよね」と、愛車のベンツの助手席に誰もいない状態がもう何年も続いている適齢期の会計人も多いと思います。白河さんの記事でも、藤澤数希さんが身の周りの高所得者でモテない方が多いことを指摘するコメントが紹介されています。ひとつ言えるのは、なぜ結婚できないのか、持ち前の分析力を使ってみることをお薦めします。
しかし、こういうとき気合を入れ過ぎて、急にイケメン面しようとしても空回りするだけです。「ワインの銘柄に詳しくなる」「服装はブランド物にする」――いわゆるモテ男像を追いかけて急に活動するのも結構ですが、恋愛経験値の浅い人に限って「ポジティブリスト」を追求して自分の身の丈に合っていないことにまで無理に手を出そうとするものです。
それよりも「ネガティブリスト」をまずチェックしましょう。つまり女性が絶対NGのことを知っておくわけです。
プレジデントの記事には、「死んでも結婚したくないランキング」が紹介されています。「ギャンブル好き」「浪費癖がある」「借金がある」……なまじっか収入があったり、あるいは独立や投資で借入金があるような方は留意したいものです。「クチャクチャ音を立てる食べ方」のような意外に重要なものもあります。恥ずかしながら私も昔、女性に指摘されるまで自覚がありませんでした。独身生活で「個食」が続いている方は注意したいものです。

婚活にも会計人としての分析力を生かす

雑誌やネットニュースの記事で「結婚・婚活」ネタは鉄板。11月頃になってジングルベルが微かに聞こえる時期になってくると、またぞろ恋愛煽り特集が増えるので、焦る人も増えるでしょう。しかし、皆さんは一流のビジネスマン、それも難関の国家資格をお持ちで日頃の実務でクライアントの複雑な財務諸表に向き合っているわけですから、持ち前の緻密さと分析力を生かして婚活に生かしたいものです。
たった1本の記事でも読み方によって心構えがだいぶ違ってきますし、世の男性・女性へのアンケートを自分なりに分析することで見えてくることがあるはずです。

(文/新田哲史=コラムニスト、記事提供/株式会社エスタイル)

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