世の中には独立してはいけないタイプの人がいるものです。特にこの会計業界においても、独立したが故に不幸になってしまった人も多く、実際に開業して苦しい思いをしている方も少なくないようです。そこで、今回の会計トピックスでは“独立してはいけない税理士の特徴”について簡単に解説してみたいと思います。
独立しないで! イメージ先行型のタイプ
独立してはいけない税理士の特徴は大きく分けると3つあります。まず、一つ目は「とにかく自由になりたい!」「独立したら自由な人生が送れるはず…」という“イメージ先行型”なタイプです。独立開業するということは、営業~顧客獲得、実務処理、クライアントフォローまで全て自己責任でやるということです。イメージだけが先行していて「具体的なプランが立てられない」「思ったよりも大変だ…」という方は、豊かな生活を手に入れるどころか、営業活動も進まず生活苦に陥ってしまう可能性さえあります。
独立しないで! 指針や方針がない無軸さん
顧客(ターゲット)選定やサービススタンス、単価戦略などの面で“軸がないタイプ”にも独立はお勧めできません。今の時代、企業も個人も自由に会計事務所を探し、そして選ぶことが出来ます。高品質なサービスを志向する方もいれば、価格帯を重要視する方もいますし、特定の分野に強い専門家にお願いしたいという志向の方もいるわけです。
これからは「申告書を作れます!」だけでは顧客開拓が出来ない時代です。開業するのであれば、どういった事務所を目指すのか、どのような顧客をメインに対応するか等、自分なりの方針を設けておく必要があるでしょう。
※これといって軸(売りポイント)のない税理士には、優良な顧客がつかないのでは…?
独立しないで! すぐ病気になってしまう人
病気がちでたくさん休息を取らないと直ぐにダウンしてしまうような“体力がないタイプ”も独立には向いていないと思います。というのも、独立開業した場合、どのような顧客からどういったタイミングで相談が来るか分かりません。場合によっては「先生、急ですがこれから会えますか?」というような予定外の相談もあるでしょう。そうした時に、税理士が寝込んでいては話になりません。ですから、体力に自信がない方には独立は向いていないでしょう。
如何でしたか?あなたは“独立してはいけない税理士”の特徴に当てはまっていませんか?
これを機にあなたが思い描く税理士像を整理してみても良いかもしれません。
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(文/シニアコンサルタント)