【最新情報】
公認会計士試験修了考査合格発表(平成28年度)について
4月4日(月)、平成27年度公認会計士修了考査の合格者が発表されました。
合格された皆様、誠におめでとうございます。
今年の受験願書提出者数は1,954 名、うち受験者は1,811名、合格者に関しては1,301名という結果になりました。昨年に引き続き、受験者・合格者共に減少している状況ですが、一方で合格率は71.8%と回復しました。では早速ですが、その詳細について見ていきましょう。
合格率はUPしたものの、受験者数自体は減少
平成27年度、公認会計士試験修了考査では、1301名が合格を果たしました。その数字は実際多いのでしょうか?それとも少ないのでしょうか?
下記グラフをご覧頂ければと思いますが、実はこの4年間で公認会計士試験修了考査の受験者数と合格者数は減少の一途を辿っています。
※公認会計士修了考査の受験者数は平成23年度の3,468名から1,657名減少
一方で、修了考査の合格率自体は高まっています。平成27年度の修了考査合格率は71.8%となりましたが、その水準は過去10年の中でも2番目に高く、一度下落してしまった合格率が上昇傾向に向かっていると言えるのではないでしょうか。いずれにしても、修了考査の受験者数が減少している一方で、合格率は上昇していますので、受験者側には良い傾向なのではないかと思います。
現在の転職市場=資格をフルに活用したキャリア形成が可能
現在、公認会計士の主な就職先である監査法人では人材不足が顕在化しています。
具体的には、BIG4監査法人、準大手監査法人、中堅監査法人などが若手公認会計士の採用を巡って激しい争いを繰り広げています。一方で、公認会計士試験の受験者数自体が減少傾向に転じていることを考えると、この人材争奪戦は今後も当分は続くのではないかと思われます。また、上記のような監査法人業界のみならず、一般企業や財務コンサルティング会社などでも公認会計士の採用ニーズは高まっていますので、資格を活かして更なるキャリア形成を試みるならば、今がチャンスだと言えるでしょう。
※参考
日本公認会計士協会
平成27年度修了考査の合格発表について(平成28年4月4日)
http://ja.jicpa.or.jp/examination/syuryokousah27-goukakuhappyou.pdf
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(文/シニアコンサルタント)