会計業界の業界動向・トピックス

会計業界トピックス

コンサルティング力のある事務所に入社するには

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2013年6月18日掲載

会計事務所業界で転職を検討されている方の中には、「総合力がある事務所に入社したい」「コンサルティングスキルを身に着けてキャリアアップしたい」という要望を持っている方も多いように感じますが、一体どうやってコンサルティング力がある事務所とそうではない事務所を見極めれば良いのでしょうか?
今回は、転職活動の際に会計事務所のコンサルティング力を見極める幾つかの視点をご紹介したいと思います。

■HPの情報が全てではない
どのような会計事務所でもHPでは自社のサービスラインを十分すぎるほどに(悪く言えば大げさに)アピールするものです。「M&Aや上場支援に加え、相続や事業承継等の資産税サービスにも対応が可能」という具合にHPでは総合力を謳う事務所が増えていますが、実際はそうではないケースが目立ちます。中にはM&Aや相続などのサービスをHPでは記載しておきながら、本当は専門的なノウハウがなく、提携先に案件ごと振ってしまう事務所も珍しくありません。HPを見て、そういった業務に携わることを期待していたのに入社したら実は・・・、ということもあるので、HPの情報以外可能な限り、事前の情報収集をする必要があります。

■面接では具体的な事例を聞く
もし面接を受ける機会があれば、是非コンサルティング案件の具体的なお話しを聞いてみて下さい。M&Aや相続でも自社完結型でサービス提供が出来るのか、または提携先に手伝ってもらっているのか、実際は自社では案件に触れることなく提携先に振ってしまっているのか、それを確認できるだけで事務所のレベルと、入社後の業務のイメージが分かります。
また、コンサルティング案件が生じる頻度や年間対応件数なども確認すると良いでしょう。そうすることで、「現実的な情報」が得られると思います。更に質問できるようであれば、所長がどのように営業しているのかも確認できると尚良いかと思います。

会計業界は、就職先や転職先を「雰囲気」や「年収」でなんとなく決めてしまう方も多いため、ミスマッチが生じやすい業界でもあります。就職・転職活動を感覚的に進めるのではなく、「分析力」を持って進めて頂けたらと思います。

文/チーフキャリアアドバイザー

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