2013年税理士試験の受験者は大幅に減少
2013年8月6日~8日の3日間、税理士試験が実施されました。
2013年の税理士試験の受験申込者数は55,332名、2012年に比べ3,121名少なく、受験申込者数としては前年比94.7%となりました。また、税理士試験を実際に受験された方は、のべ87,898名と2012年の94,918名と比べて大幅に減少する結果となりました。
活況を呈する転職マーケット
2013年の税理士試験後の転職マーケットの状況は、予測通り転職市場に活気が戻っており、異例の求人数に対して多くの転職希望者が動いている状況です。
2012年の税理士試験結果発表から確定申告、そしてその後も転職市場には人材の流動性が殆どなく、会計事務所側としても人材獲得が出来ていない状況でした。そういった背景もあり、2013年の8月は求人バブルと化したようです。また、税理士試験の勉強に集中していた層が遂に転職マーケットに流入してきたことで、現在のような活気ある転職マーケットになっていると考えられます。
お盆休み明け以降に、二次面接や最終面接を受ける方が急増しており、採用側としてもスピーディーに内定を出す動きを取っているようですが、そのような状況下で内定先の会計事務所の実態を十分に掴めないまま入社し、ミスマッチになることは避けたいところです。
この夏の転職・就職においては、スピード感と冷静さの両方が必要とされます。
活動中の方は就職先を見極める目を養い、良いご縁を獲得して頂ければと思います。
(文/チーフキャリアアドバイザー)