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【転職成功事例 その18】迷ってもいい、でも転職の優先順位は明確に!  業務内容の幅を広げてキャリアアップにつながる転職を実現

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【転職成功事例 その18】迷ってもいい、でも転職の優先順位は明確に!  業務内容の幅を広げてキャリアアップにつながる転職を実現

会計トピックスの新たなシリーズ記事として「会計業界の転職成功事例」をご紹介していきます。
こちらのシリーズでは会計業界で転職を成功させた方々の事例を通して、転職までの経緯や転職先決定のポイントをご紹介致します。

転職で叶えたいことの“優先順位”を定め直し、希望通りの会計事務所へ転職

Kさん、34歳/男性
転職前:地方個人事務所(所員 約20名) ⇒ 転職後:都内優良個人事務所(所員8名)
資格:税理士試験科目2科目合格(簿記論、財務諸表論)
年収:転職前420円(年俸) ⇒ 転職後450万円(固定給与+残業代)


「居心地の良さ」より「今後のキャリア」を取るという決断
Kさんは関東近郊にある、地元の中小企業を中心とした顧問先を持つ会計事務所で6年程勤務をされ、現場のリーダーとして、ひと通りの税務会計業務を経験されていました。
その会計事務所は歴史もあり、落ち着いた環境で居心地も悪くはなかったようですが、お客様の業界や業務の内容に偏りがあり、自分のキャリアを考えると、居心地の良さと同時に不安も感じるという状況でした。市場価値を高めるためにも「もっと様々な業種のお客様の対応をしたい」「企業再編や資産税といったスポット業務も担当できるようになりたい」という思いが強くなり、転職を意識するようになりました。


なぜ転職をしようとしたんだっけ? 転職の優先順位を見失うと迷いが生じてしまう
Kさんは転職活動の初期段階では会計事務所の人数・規模には拘らず、上場企業や年商の大きな企業の顧問を行っている事務所を中心に探されており、そのうち数社から内定を獲得することができました。しかし、残業時間の多さや離職率等の“環境面”を鑑みて、最終的には全ての内定を辞退。その後Kさんから、転職活動の本質を見失いかけてしまったとご相談がございました。
改めて、弊社のコンサルタントと一緒にご希望条件についての優先順位を整理し、Kさんの今回の転職の優先順位は ①労働環境 ②仕事内容 ③給与 という内容であるという事が整理できました。
Kさんとしても自分の志向が整理できたこともあり、その後の面接はスムーズに進み、最終的には一般的な個人の公認会計士事務所ではあるものの、クライアントには上場企業等もあり、組織再編や事業承継などの案件も手掛ける事務所で内定を獲得、ご入社に至りました。

最初は「漠然と今よりも良い環境に転職をしたい」という事で転職活動を開始したKさんですが、色々な会計事務所の求人を見る中で、一度何を求めていたのかわからなくなってしまいました。これは転職活動において良くある現象であり、転職を失敗する方や、なかなか転職先が決められない方の多くは、迷ったまま決断をされてしまったと方が多いのです。
特に転職活動において“イメージ先行型”で活動される方は、入社後に理想と現実のギャップで葛藤を覚えるケースが多くなると言われています。Kさんの場合、一度迷った後にご自身の志向をしっかりと整理し、イメージを明確にしてその後の活動を行ったことが、最終的に転職を成功させる要因だった典型的な事例となりました。

今回の「会計業界の転職成功事例」はいかがでしたか?
今後もさまざまな転職の事例を定期的に掲載していく予定ですのでお楽しみに!

(文/シニアコンサルタント)

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