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【転職成功事例 その23】監査は卒業。中堅・中小企業の税務顧問と経営コンサルをしたい。

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【転職成功事例 その23】監査は卒業。中堅・中小企業の税務顧問と経営コンサルをしたい。

会計トピックス「会計業界の転職成功事例」では会計業界で転職を成功させた方々の事例を通して、転職までの経緯や転職先決定のポイントをご紹介致します。

 BIG4監査法人から100名規模の中堅税理士法人へ転職。 ~会計士が活躍できるフィールドを知っていれば自分プレゼンも上手く行く~

Nさん、30歳/男性
転職前:BIG4監査法人(所員 約5000名)⇒ 転職後:中堅税理士法人(所員100名)
資格:公認会計士
年収:転職前750万円(残業代・賞与込) ⇒ 転職後680万円(年俸制)


そろそろ卒業?監査業務5年目でマンネリを感じ・・・
Nさんは大手監査法人で5年目、国内監査部門でシニアスタッフとして活躍されていました。会計監査の実務にも慣れ、徐々にインチャージの仕事も任されるようになり、監査法人内では順調なキャリアパスを歩まれていました。一方、日々の業務としては財務諸表のチェックと指摘のルーティンがメインであり、仕事が少しずつ退屈に感じ始めていたようです。
また、「監査は法律で義務付けられているから受けている」というクライアント側の態度も徐々に辛く感じ始め、次第にNさんとしては会計監査業務に対する遣り甲斐や意義を見失い始めていたそうです。そこでNさんとしては、「財務会計の知識を活かしながらクライアントに感謝される職業に就いて、やりがいを感じながら働きたい!」と考えた末に、自身の監査クライアントが最も興味を示していた税金の分野に惹かれるようになったそうです。


会計士としてどうなりたいか、明確な転職動機があれば面接もスムーズに
Nさんが転職先に求めた要素は主に3つあります。
まず一つ目が、クライアントに感謝される仕事ができること。二つ目に、税務分野の知識や経験を積めること。三つ目が、監査クライアントのような大規模法人ではなく、もっと身近な中堅・中小企業を相手にする仕事。そのような条件を満たすのは、独立系の税理士法人なのではないかという思いに至り、Nさんは本格的な転職活動を始めることになります。
特にNさんが魅力的に感じたのは、税務顧問サービスに加えて組織再編支援やIPO支援、その他M&Aに係る財務DDや決算早期化支援など公認会計士でも活躍が出来そうなサービスラインを持った100名前後の税理士法人でした。
実際に上記事務所の面接時には「何故、監査法人から税理士法人へ転職をしたいのか?」「入社したらどのようなサービスに関わりたいか?」という具体的な質問がありましたが、Nさんは転職の動機が明確だった為、面接での評価も高く、双方のニーズが合致して最終的には内定を頂くことが出来ました。

Nさんの場合は、会計監査でお付き合いをしていた大手上場企業ではなく、更に規模の小さな会社のほうが、クライアントの全体像が見えてサポートしやすいという持論を持っていた為、転職先の選定がしやすかったようです。また、中堅・中小企業であれば会計・財務・税務・経営全般の支援が出来るという情報を知人経由でも入手していた為、面接でも具体的にどのようなことをしていきたいか主張することが出来ました。 現在の転職市場では、公認会計士の採用ニーズが高まってきていますので、Nさんのように一定年数の会計監査経験があり、将来ビジョンが明確な方であれば同様の税理士法人にて採用をされる可能性が高いのではないかと思います。

今回の「会計業界の転職成功事例」はいかがでしたか? 今後もさまざまな転職の事例を定期的に掲載していく予定ですので、お楽しみに!

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(文/シニアコンサルタント)

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