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【コラム】高値更新中!日経平均株価の過去、現在、未来

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【コラム】高値更新中!日経平均株価の過去、現在、未来

日経平均株価の過去のデータは?

経済ニュースにさほど注目していなくても、日本の株価が好調であるということは誰でも感じていることでしょう。この春の関心事は日経平均株価が2万円に届くか!ということでしょう。

日経平均株価についての説明は、過去の記事『【コラム】資産形成、その前に!「日経平均株価」って何社の平均かご存じですか?』でどうぞ。

さて、2万円というのは本当にすごいのか?では、どのくらいすごいのかを過去のデータから考えてみたいと思います。

「日経平均株価」という名前になったのが、今から30年前の1985年。時代がかわっていますから、あまり古いデータを紹介するのは抵抗があるのですが、この数字は書かないわけにはいかないでしょう!それは、歴代最高値。バブル景気時の1989年12月29日の3万8957円44銭です。その日の終値は3万8915円87銭で、それなりの年齢の証券関係者であれば、今でも暗記している人も多いのではないでしょうか。

では、最安値はどうでしょう。これは、まだ記憶に新しいですよね。リーマンショックによるもので2008年10月28日の6994円90銭、終値では2009年3月10日7054円98銭です。

歴史的な高値、安値と最近の日経平均株価を比べてみると、中間に位置していてなんとも解釈しづらいところです。

2000年以降のデータで読みとる日経平均株価

先述の過去のデータを振り返ると、日経平均株価の変動幅がかなり大きいことに驚く方がいらっしゃいます。同時に、今の水準がどうなのかも分かりづらいかと思います。

では、2000年以降を見てみましょう。というのも2000年以降、新興国の成長などで各国が影響を及ぼしあい、変動幅が大きくなり市場の動きに変化がでたと言われているからです。

さて、まずは最高値ですが、2000年4月12日の2万0833円21銭です。その翌年の2001年から2014年まで2万円台になったことはありません。

その後、リーマンショック、ギリシャショック、東日本大震災という厳しいときを経て、返り咲きの安倍政権になってジリジリと上昇を続けています。2015年春の段階で2万円に手が届くかというところに注目が集まっていますから、今の水準は高いといって間違いないでしょう。

このコラムがアップされる頃には、もしかするかもしれませんね。

これからどうなる?自分はどうする?

日経平均株価がどこまで上がるかに関しては、言及しないのが恐らくいちばん誠実でしょう。先のことはよくも悪くも、専門家でさえわからないから、リーマンショックのような100年に1度の金融危機も起こったのでしょう。

でも、だからといってただ見ている時期でもないでしょうから、注目すべき点をいくつか記しておきます。

まずは、この季節は「春闘」です。各社のベースアップの状況が報道されるので、企業業績が誰にでも分かります。また、新卒を含む雇用の改善も景気の先行指数です。そして、毎月行われる日銀の金融政策決定会合。日銀総裁の発言にも注目しましょう。そして、アメリカの動き。毎月第1金曜日に公表される非農業部門雇用者数の結果は最重要指数と思ってください。

そして、資産運用に初めて挑戦するなら、日経平均株価やTOPIXに連動するインデックスファンドやETF。逆に、今後下がっていくと見るなら、下落時に利益を狙うETF、インバース型に投資するという方法もありますね。

いかがでしたか?今の状況下、指をくわえて見ているのもどうか?そんなあなたは、過去のデータを確認しつつ、資産運用に挑戦してみるのも良いのではないでしょうか。

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(文/ファイナンシャルプランナー・社会保険労務士 川部紀子、記事提供/株式会社エスタイル)

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