会計トピックス「会計業界の転職成功事例」では、会計業界で転職を成功させた方々の事例を通し、転職までの経緯や転職先決定のポイントをご紹介致します。
ワークライフバランスを改善し、女性が長く働ける環境へ転職したい ~BIG4監査法人から上場メーカーの子会社へ~
Hさん、27歳/女性
転職前:BIG4監査法人(社員 約5000名)⇒ 転職後:上場大手メーカー子会社(社員600名)
資格:公認会計士
年収:転職前650万円(残業代込み)⇒ 転職後570万円(固定+残業等)BIG4監査法人で身に着けた会計の知識を、一般企業でも活かしたい!
Hさんは大学在籍時に公認会計士試験に合格。その後、BIG4監査法人の国内部門に配属となり、大手メーカーや関連子会社の監査案件を数多く経験されてきました。また、補助案件としてはIPO準備企業など若い会社の監査にも関与していました。
Hさんは社交性も高く誠実な対応が出来る方でもあり、クライアントからの評価も高かったようで、中には「当社で経理として働いてみないか?」というお話も受けることがあったようです。実際にHさんご自身も、自分の監査先に対して提供できるサービスに限界を感じており、徐々に一般企業の経理職に転職して会計の知識や経験を還元したいと考えるようになったそうです。また、監査法人では繁忙期は帰宅が遅くなることも多く、この機会に働き方の改善もしたいとのご希望でした。結婚や出産があっても長く働き続ける為に・・・職場環境の安定は絶対条件
Hさんは、転職をするなら「ワークライフバランスを改善したい」と強く望まれていました。 また、今後結婚や出産があっても長期勤務が出来る安定した環境を希望されていましたので「歴史があり、扱う商材も流行り廃りがない会社」を条件として求人をご紹介しました。
Hさんは、公認会計士を歓迎している数社の企業に惹かれ応募することになり、こちらからはSPIなど適性試験の対策や一般企業の面接の傾向等をアドバイスさせて頂きました。 転職活動は順調に進み、最終的に2社から内定を頂くことが出来たのですが、「扱う商材が日常生活に根差している企業の方が安心感もある」とのことで、日用品を扱う上場メーカーの子会社の内定を受諾されました。Hさんによると、新しい勤務先は経理部内に女性職員も多く、既に産休・育休取得者もいらっしゃるということで安心して意思決定が出来たようです。
現在、上場企業の関連会社(子会社)でも、若手経理スタッフの採用は盛んに行われています。特に転職マーケットでは若手の経理人材が不足気味ということもあり、「公認会計士歓迎」と監査法人出身者もターゲットとしている会社が増加傾向にあります。
また、上記のような求人では、Hさんのように専門知識を有する公認会計士は評価が高く、経理経験の有無は問わないケースもあります。今後も公認会計士を歓迎とする経理スタッフの求人は増えていくと予想されます。
今回の「会計業界の転職成功事例」はいかがでしたか? 今後もさまざまな転職の事例を定期的に掲載していく予定ですので、お楽しみに!
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(文/シニアコンサルタント)