2015年夏のボーナスはどうなる? どうする?
5月、日本経済団体連合会が「2015年夏季賞与・一時金 大手企業業種別妥結状況」を発表しました。東証一部上場、かつ、500人以上の大手企業63社の集計ではありますが、平均の妥結額は91万3106円とのこと。3年連続の増加、そして90万円超という結果は実に7年ぶりというから、景気が良い企業、景気の良い人達が増えるのは間違いなさそうですね。
そんな夏のボーナスの使い道について日本経済新聞社が公表しています。その結果、1位は貯蓄、2位は生活費の補填でしたが、今年の3位は昨年4位だった「投資」でした。ちなみに、昨年の3位から4位に下がったのが旅行・レジャーです。
そして、同時にボーナスで投資したい投資商品というのも発表されたのですが、複数回答で1位となったのは日本株で76%、2位も日本株投信ということなので、多くの人達が日本株に期待していることが伺えます。
初めての投資で「日本株」に挑戦する方法
では、実際にアクションを起こすにはどんな方法があるのか、初めての投資を意識してお伝えしていきたいと思います。
ネット証券で口座を開設し、日本の株を買う
なぜ、ネット証券なのか、その理由は、少額で買いやすいからです。初めての投資で大きな額の株を買うことはおすすめできません。大きな金額の基準は人それぞれですが、1つの目安は10万円ではないでしょうか?ひと昔前と違い、今は10万円以下で投資できる先がたくさんあります。気になる会社を検索し、10万円以下なら買うなどのルールを決めて投資をするのはいかがでしょう? 株を買うということは、その会社に出資すること。応援の気持ちをもちましょう。
ネット証券か給与振込先銀行で国内株式型の投資信託を買う
日本株の銘柄をファンドマネジャーと呼ばれる専門家に選んでもらい投資する方法です。手数料(信託報酬)はかかりますが、どの会社に投資をするのか決めてもらえます。こちらは、ボーナスで投資をするのも良いのですが、まずは毎月無理のない金額を積み立てながら申し込むことをおすすめします。そこに、ボーナスで上乗せするのはいかがでしょうか。毎月1,000円から投資できるところもありますし、精神的にも楽だと思います。窓口で手続きすると販売手数料が3%前後かかるので、節約したいならネット証券を検討すると良いでしょう。
独立系の会社で国内株式型の投資信託を買う
投資初心者であれば聞いたこともない会社かもしれませんが、「R&Iファンド大賞」といった投資信託の賞を受賞している国内株式型の投資信託は、ここ数年大手の金融機関の系列ではない独立系の運用会社です。検索するとすぐに見つけられます。こちらも、月々の積み立てを基本として、ボーナスで追加購入しつつ、コツコツ投資することをおすすめします。
2015年の株高は歴史的な水準といえる?
ボーナスの使い道で「投資」が3位に上昇したというのは、最近の株高を考えれば納得がいきます。4月22日には日経平均株価が終値で2万円を超えました。この2万円台というのは15年ぶりなのです。そう考えると、今の状況は歴史的と言っても過言ではありませんよね。
これからどうなっていくのかは誰にもわかりませんが、日本人として個人的には期待したいと思っています。リスクとリターンは切っても切れない関係であることも踏まえつつ、あたたかく見守っていきたいですね。
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(文/ファイナンシャルプランナー・社会保険労務士 川部紀子、記事提供/株式会社エスタイル)