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【会計業界の就職ノウハウ その8】面接でタブーな質問も“聞き方”次第で印象◎

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≪会計業界の就職ノウハウ その8≫ 面接でタブーな質問も“聞き方”次第で印象◎

会計トピックスではこれから会計業界での就職を目指す方々に向けて、就職ノウハウをお伝えしています。 さて、面接では「ネガティブな質問をすると絶対に落ちる」というものがありますが、果たしてその定説は正しいのでしょうか?今回は”面接でタブーな質問”について解説をさせて頂きたいと思います。

面接でタブーと言われる質問 ベスト3

会計業界の転職市場では、離職率や年収などの質問はしないほうが良いという“定説”がありますが、皆様はご存知でしょうか?上記の定説とは「面接時に残業時間や給与水準、離職率について質問をすると、面接官は候補者にネガティブな印象を持ち、高い確率で採用が見送りになる!」というタイプの話です。会計業界の面接現場において、タブーだと言われている質問のベスト3は以下の通りです。

1位・・・離職率
2位・・・残業時間
3位・・・給与水準

≪解説≫
実際のところ上記のような質問をした場合に、採用見送りになる確率は約50~60%程度ではないかと思います。また、上記のような質問も1つだけであればさほど問題ないのですが、2つ3つと続くと高い確率で内定が出なくなる傾向があります。

質問内容ではなく、聞き方が重要だった!

上記では「ネガティブな質問をすると面接でNGになる可能性が高い」とお伝えしましたが、そのような質問をすること自体は悪いことではありません。むしろ、離職率や残業時間、給与水準に関する項目は、本質的には確認をしたほうが良い“大事なこと”です。
ですので、上記のような質問をする際は質問の仕方を工夫することが必要であり、その工夫によって面接時の評価は変わるものといえます。

例えば、離職率に関して「御社の離職率はどの程度ですか?」や「離職された方の理由をお聞かせください」など直球な質問では、面接官側は完全に萎えてしまいます。
そうではなく「御社では長く勤務したいと考えており、現状をしっかりと把握したいと思っております。そういった観点から、御社の定着性についてお伺いしても宜しいでしょうか?」というように、なぜそれを知りたいかという気持ちや質問の背景を添えると印象が◎になるようです。

その他、残業時間や給与水準に関しても同じことが言えます。例えば「賞与は必ず出るのですか?」と鋭角的な質問をしてしまうと印象は×ですが「以前、入社時に約束頂いた雇用条件が守られず不安になった経験があるため、念のため確認をさせて頂きたいのですが・・・」など枕詞を添えるだけで印象は変わります。

≪解説≫
ネガティブな質問にはポジティブな質問の動機を添えることで、毒を打ち消す効果があると言えるでしょう。実際に、面接官の気持ちを汲みながら質問が出来る方は面接の評価も良いため、やはり質問の内容よりも質問の仕方の工夫が重要だと思います。

最後に「質問は特にありません。」はNG!

最後に皆様にお伝えしたいのが、全く質問をしないのもNGということです。面接官の心理としては、候補者が自社に興味を持っているか否かについて知りたいという気持ちが強いため「どのようなことでも質問をしてほしい。」と考えているものです。それ故、面接の後半では「何か当社について質問はありますか?」と聞かれる訳ですが、その際に「特に質問はありません。」と言ってしまう方は、選考時に損をしている可能性が高いと言えます。

≪解説≫
上記のように、質問をしない人は面接官を落胆させてしまう可能性が高いです。面接の際には業務内容の詳細や企業(事務所)の理念、今後の方針など知りたいと思う点をしっかりと質問するようにして下さい。その際に、どうしても質問したいことが思い付かなかった際には、タブーとされる質問を“言い方に工夫”をして質問されるのも良いのではないかと思います。

【おさらいトピックス一覧】
【会計業界の就職ノウハウ その7】退職交渉の方法
【会計業界の就職ノウハウ その1】応募書類の準備(前半)
【会計業界の就職ノウハウ その2】応募書類の準備(後半)
【会計業界の就職ノウハウ その3】面接の準備
【会計業界の就職ノウハウ その4】面接当日の対策
【会計業界の就職ノウハウ その5】志望動機の作り方
【会計業界の就職ノウハウ その6】転職スケジュールの管理

 

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(文/シニアコンサルタント)

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