本トピックでは、(株)MS-Japanの転職サービスを利用されている経理財務職の方々のデータを基に、年代別平均年収について調査結果をお伝えします。
「自分の年収は相場と比較してどのくらいなのか」「自分の年収は今後どのように推移していくのか」。周囲の方々にはなかなか聞けない一方で、気になる方も多いのではないでしょうか。
本トピックを今後のキャリアプランのご参考にして頂ければ幸いです。
※集計データは、2015年1月1日~2015年12月31日迄の期間に(株)MS-Japanのサービスにご登録頂いた経理財務経験のある方々のデータをまとめたものです。
2015年 経理財務職の年代別平均年収
年代別平均年収は以下のようになっています。
経理財務の平均年収は【562万円】となりました。
また、年代が上がるごとに一定水準の伸び率で年収が伸びていることが伺えます。経理財務職は経験値に応じて年収が上がる傾向にあるため、経験年数と年収が比例するケースが多く見受けられます。
2015年 経理財務職の年代別年収分布について
次に、経理財務職の年代別年収分布をみてみましょう。
上記グラフで示した通り年齢が上がるにつれ年収が高くなる傾向にありますが、特徴としては、20代、30代では年収の差が小さいのに対し、40代、50代は年収の分布に差が出てくることがこのデータでは読み取れます。
20代では、約70%が400万円以下に集まっているのに対し、40代、50代では以下の通りでした。
20代、30代が比較的定期的に昇給して行く傾向があるのに対して、40代からは横ばいになる方と、引き続き年収を伸ばして行く方が分かれるようです。
2015年 各年代別、平均年収以上に分布している方の特徴
20代の経理財務職の年収は、上記の通りほとんど差がありませんが、中でも平均以上の年収をもらわれている方の特徴としては、会計士・税理士といった有資格者や、経理財務に加えて経営企画などより経営に近い分野にまで携わられている方がいらっしゃいました。
30代では、徐々に年収分布に差が出てくるものの、まだその約80%が600万円以下に分布しています。その中でも、平均年収以上の方の特徴としては、有資格者の方や、その他ベンチャー企業等成長にドライブをかけている企業において早い段階で管理職に就いた方や、また、中堅~大手企業の1社で勤続年数を重ねている方がいらっしゃいました。
40代、50代の平均年収以上の方の特徴は、海外経理などより専門性の高い業務に携わっている方や、部長・次長職、CFOの方が多くいらっしゃいました。
2015年 経理財務職の年代別年収調査 まとめ
経理財務職は、他の職種に比べ、経験年数に応じて順当に年収が上がっていくことが伺えました。一方で、年代があがるにつれ、働き方が多様化し、ワークライフバランスを重視したい方や専門性を高めている方などもいらっしゃるようです。
本トピックでは、年収について調査結果をお伝えしましたが、経理財務職でご自身がどのようなキャリアを積みたいのか、そして、どのような働き方をしてどれくらいの収入を得たいのか、本データを基に参考にしていただけますと幸いです。
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(文/キャリアアドバイザー 大内菜名江)