政府は今年6月の月例経済報告で、景気の基調判断を「緩やかな回復基調が続いている」と発表しましたが、まだまだ厳しい状況が続いています。そのような中で、一つの仕事だけで家計を支えるのが厳しく、何かしらの副業を行っているという人も少なくありません。
公認会計士や税理士として働いている人の中にも、副業をしている&検討中だという方がいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はそんな方たちの参考になるように、税理士の副業に関する情報をお伝えします。
副業をする目的は? どんな副業があるの?
終わりの見えない不況が続いていることもあって、税理士や会計士でも何らかの副業を行っている人は珍しくありません。
もちろん、一番の理由は収入を増やすためでしょう。資格をとったばかりで安定しない駆け出しだから、顧問契約が充分にとれない時期のつなぎなどが主な理由になります。しかし、別の目的から副業を行っている人もいます。
個人で活動している人は、広い人脈を持つことはとても重要です。さまざまな業界とのパイプを作るという目的で、専門分野を活かした副業を行う場合もあるのです。
公認会計士や税理士としてバリバリ働いて高い信頼を得れば、書籍の出版やメディアへの出演、講演などの依頼がくることもあります。長年働かなくても、編集者の目を引きつけるような企画書や原稿があれば、今すぐの書籍化も夢ではありません。書籍が1冊出せれば、そこからメディア出演や講演などの依頼がくる可能性がさらに高くなり、2冊目の書籍化も実績があるので楽になることでしょう。
また、公認会計士や税理士は、顧問先のお金を管理している訳ですから、顧問先の従業員などをターゲットにした保険会社や不動産会社から、代理店の勧誘などもあるのではないでしょうか。ノルマのない契約ができるならメインの仕事をしつつ、知識や経験が活かせる仕事だといえるでしょう。
他にもまだある、こんな副業!
予備校の講師という副業も存在します。大学入試を受ける受験生などを教えるのではなく、公認会計士や税理士を目指している人たちが通う予備校の講師です。
この仕事も税務のプロとしての知識を活かすことができますし、授業をする中で自分にも話す力がつきます。スキルをつける意味でも、おすすめの副業であるといえるでしょう。
最近では、ブログ作成によって収入を得ている人も増えています。こちらも自身の知識を活かせますし、スケジュールの影響を受けない点もメリットであるといえるでしょう。
ただし、ブログ作成だけでは収入は得られないので、アフィリエイトを取り入れることになります。アフィリエイトとは簡単に言えば、ある企業の商品を自身のブログで紹介し、読者が自身のブログから販売サイトに飛んで商品を購入した場合、手数料が入るというものです。ただ毎日ブログを更新すればいいという訳でもないので、ある程度勉強を積むことになります。
勤務している会社や事務所によっては、副業を禁止していることもありますので、就業規則をきちんと確認しておきましょう。また、あくまでも副業です。副業が忙しくて睡眠時間が少なくなり本業に支障が出る、秘密が漏洩する、保険の代理店などを行う場合は自身の利益のことを考えてしまい正しい判断ができないなど、さまざまなデメリットも考えられますので、よく考えてから行ってください。
【この記事を読んだ方におすすめのサービス】
◆≪会計業界の転職はプロにおまかせ!≫無料転職サポートサービスとは?
◆≪転職で譲れないポイントを相談&発見!≫無料転職相談会・無料転職セミナー